ことの葉さんは、2010年4月にオープンしたお花屋さんです。 オーナーの井口さんは東京の花屋に勤務したのち松本へUターン、県内の花屋でも経験を 積みお店を始めました。店舗でのお花の販売の他、上高地帝国ホテルの生け込みや、結婚 式場や教会でのブライダルの装花などもやっています。
ことの葉さんは開業時に大々的な改装を行っていませんが、少しずつ改装をしたりリニュー アルしています。 錆びを生かした鉄製の脚と木の天板のテーブルは、井口さんの中学時代の同級生の前田大作 さんに作ってもらったもの。きっかけは、花束を届けに前田さんの工房を訪ねた時に、鉄 製の脚が井口さんの目に止まったこと。天板の柾目の美しいウェスタンレッドシダーは、
ラフにタワシで仕上げた素朴な雰囲気で、アンティークの雑貨やドライフラワーのディス プレイのコーナーもとても素敵です。 看板は、井口さんが前田さんにイメージを伝えて出来上がったもので、同様に錆びた鉄と 自然の味わいのあるケヤキの板です。 前田さんは思ったことを率直に言ってくれる大切な存在で、良き相談相手だそうです。
カラマツのパーテーションのデザインと、鉄製のお店のロゴも前田さんのアイデア。 花瓶や雑貨も扱っていて、通りがかりにふらっと立ち寄ってみたくなるお花屋さんです。